必要を言うな ! 如何に賤しい乞食でも、その取るに足らぬ持物の中に、何か余計な物を持っている。 俺が泣くとでも思っているな、馬鹿な、泣くものか、泣きたい訳はいくらでもある、（雷鳴が近づいてくる）が、この心を粉々に打ち砕いてしまうまでは決して泣…

まだしみが残ってる。消えておしまい、いやなしみ！消えろと言えば！一つ、二つ。おや、じゃ、もう時間だわ。地獄って陰気だわねえ！まあ、あなた、なんですの、軍人のくせに、こわいのですか？誰に知られたかとて恐れる事はないのではありませんか？国王を…

本当、私の小さな体には、この大きな世界が重たすぎるのよ

泣こうとしても泣けないけれど、返事をすればきっと涙が出てくるわ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 「あたしはとてもそんな悪いことできないわ、世界中みんなくれるって言われたって。」 「だって、悪いことったって、せいぜいこの世界の中での話じゃござ…

怖がることはないよ この島はいつでも音でいっぱいだ、音楽や気持ちの良い歌の調べが聞こえて来て、それが俺たちを浮き浮きさせてくれる、何ともありはしない、時には数えきれないほどの楽器が一度に揺れ動くようになりだして、でも、それは耳の傍でほんのか…

音楽が恋する心の糧なら、もっと続けてくれ、 思う存分味わわさせてくれ。食べ過ぎて、 胸につかえて、やがて食欲がなくなればよい。 あの曲をもう一度！ ＊＊＊＊＊＊＊＊再読。 なんで一つめがこれかって言ったら『十二夜』は最初読んだとき読みやすいなあ…

全く突然だけれども再読含めシェイクスピア全３７篇完読してみることにした。理由とか入らないでしょ、何でもいいのわかりやすければ。順番もバラバラで。あ ああこれも自分に何か課すってやつ？じゃあたぶん失敗に終わると思うよ。でも読むよ。 ヘンリー六…