いろいろ

翠さん。同い年くらいの時。


本のことを音楽の事ほど書かないのは、どきどきしちゃうからです色々と。
だから初めてくらいにいっぱい書いてみる かも。

とりあえず、今月手をつけた本、手をつける予定の本、授業以外ので思い出した分だけ。

  1. チェーホフの手紙・短編集』
  2. 上田秋成雨月物語
  3. 尾崎翠集成(下)』
  4. ジャンフィリップトゥーサン『テレビジョン』
  5. 蓮實重彦『表層批評宣言』
  6. 太宰治『キリギリス』
  7. ギリシア神話
  8. メアリー・ジェリー『フランケンシュタイン
  9. 池澤夏樹『スティルライフ』
  10. マラルメ詩集』
  11. レヴィ・ストロース『悲しき熱帯』
  12. セリーヌ『夜の果ての旅』


私に本を紹介してくれる場は1個くらいだから、そこで「読んどくといい」と言われたらとりあえず買う。半分は「くっそー」とかいう思い。今回そこからは、えーっと、4冊か。

「嫌いなもの見たさ」が強いのは昔からで、嫌いなものや嫌いな人ほど見てしまう。だから(書いてないけど)あのベストセラーも読んじゃった(お金は払わんよ)のだけれども、「読んだ」と言うたびにその瞬間バイト先の人からふっと線を引かれるので、うーん、と。まあその後の会話はひどいもんですよ、あれが好きな人たちに対して。でもカウンターの中であんだけ悪口言ってればそのうちお客さんに聞かれるのでは。その小説に限らず、うちの店員非常に辛口ですよ。裏で何言ってるかわかんないですよ。はは。最近窪塚君がダイブを決められなかった時、彼表紙の雑誌バックナンバー&本を集め、やる気のない「アーイキャーンフラーイ」ってただそれだけのポップをつけるような店員たち。ん。結構普通だな。しかも別に売れなかったな。
あ!青山ブックセンター倒産って!(昨日の英語遊びの日記の「ABC」から青山ブックセンターを期待してここに来た人ごめんなさい関係なくて)ふーん。まあ名古屋人には大して大きなショックはないけどあの存在がなくなるというのはやっぱりすごくびっくりというかなんていうか。うちの会社もギリギリなのかなー。でも金沢に店出すかもとか言ってたなー。

「嫌いなもの見たさ」で読んでみたのは下から4番目のやつ で、この人の批評文を高校の現代文で2回もやって、ああむかつくなあむかつくなあと思っていた人です。ところがそれが私の大好きな作家の息子ということをこの前教えてもらってあらあらあら!って思ったんだよ。だからむむーと思いながら手に取ったんだよ。で、読んでもあらあらあら。コンプリートしなかった。

それにしてもこの「嫌いなもの見たさ」はいい加減やめてもいいんじゃないかとも思う。「嫌なものを嫌なものとして捉える」ことの必要性をひそかに主張してきた自分だけれども、もういちいち確かめなくてもいいんじゃない?ってそれはうそだけどでも、ねえ。沈黙するのとどっちが楽だろう。

5番目や最後のは「いまさら」なのか?まあいいじゃん。読書家じゃないもん。英文科3年目にしてようやく『ギリシャ神話』を読む気になったのは、バイトの劇団の座長さんが「ギリシャ神話使いたかったけど日本人は知らんでな・・・」とぼやいていたのを聞いたからです。ちらりと読んだら突っ込みどころ満載な感じ。

愛して止まない翠さんは、今までリピートしてきたちくま日本文学全集のセレクトに比べて今回のは・・・どうだろう。こっちを先に読んでたらちょっと印象変わっていた気がするな。でもやっぱり良い。映画見たい。99年に名古屋でもやったのか。先週は鳥取でフォーラムか。
http://www.7th-sense.gr.jp/



            「これくらいは読んどけ」って本、随時受付中にします。