「かなしい」

という単語を、よく使います。そして「かなしい」という単語に、執着にも似た何かを持っています。だから辞書を引きました。

<形>自分の力ではとても及ばないと感じる切なさをいう語。

1.<悲・哀>泣きたくなるほどつらい。心がいたんでたえられない。

2.<哀・愛>①身にしみていとしい。②興味深くて強く心をひかれる。心にしみておもしろい。

                ・・・・以下略。

「自分の力ではどうも及ばない」とか、悲哀にも愛憐にも使われるあたり、やっぱりなんだか、自分がこの語にこだわるのがわかるんです。

私たぶん今までもこの言葉に頼ってきたし、この言葉を信用しながら生きてく気がする。