日本語。

さっきメール打ったりしながらテレビは週間ブックレビューをやっていてリービ英雄がゲストに出てたんだけど流し見程度ででもちょっと何かものすごい面白い話してるんじゃないのと思ってちゃんと聞きはじめたら相当面白い話をしていました。

こういう体験を経て彼は『千々にくだけて』を書いたそうですが、9・11を書くには日本語しかなかったという話とかしてた。衝撃によって言語が抜け落ちた、そこにある映像を言語化する際に、映像的イメージと理想的な距離感を持つ言語として日本語を選んだ、というか選ばざるを得なかった、とか。あとはなんだろ、あんまり覚えてないんだけど、とにかく「言語が抜け落ちた世界」というのはずっしりくる。それを言語として吐き出すと、吐き出していくうちにそれが小説としての形を自然と取ってくる。むしろ、フィクション化する事でしか表せわせない。みたいなことを藤沢周と話してた。
リービ英雄読んだことない。読もうと思いましたすごく。



来週は佐々木敦さんが出るって。