受賞作。

今だから阿部和重を読むミーハーな私です。
文藝春秋が家にあったから読んだんだけど、選評てのは思いのほかおもしろくない。「リアルな怖さがない」とかそういうのはどことなくあははと言える感じで、全部がなんかもう怖い。あとデジタルと実体、とかそういう部分をもっと見たらおもしろいとおもう。私はさらりと文学批評はやれないからやらないけど誰か能ある人がやってくれればいいのに。オブジェクト指向とかそのへんで。


文藝春秋を読んでてびっくりしたのは小島信夫が文章書いてたことで、この作家はもうとっくに亡くなられているものだと思ってた。この人のアメリカン・スクール (新潮文庫)がおもしろい。