隙間

余地がいるん 余地が。
人の入り込む余地を無意識の中に持っている人はそれを万人に開けっぴろげな状態にできていてそれですんなりとその余地に人を置ける。し、人はそこにすんなりと入り込む。すごいなーあの人。人の無意識的器用さになんかもう。

サバサバとか隙がないとか抜かりないとか弱みが見えないとかおよそ女の子にとってネガティブな意味しか持たない言葉をウーロン茶と一緒に流し込むと煙がもやんと視界を隠した。舌の先にねー、あれ、鷹の爪、の辛みが残ってる。

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ところで大学には薄い膜のようなものがある。
正門をすぎて、鏡ガラス張りの講堂の横を通り過ぎる自分を見ると、もう膜の中にいる。




卒論ほとんどおわって、本当はもう少し加えようと思ったんだけどもういいや。たくさん省いた。むかしNHKのビジネス関係の番組ぼんやり見てたら、一つの計画に対していくつかの面白いアイデアがあがったとき、いいものを作るにはそれらをどう融合させるかを考えがちだけど、それは駄目です!って言ってたの思い出す。うん。ネイティブチェックのフィードバックが一日遅れで返ってきて、そりゃーねえ、嫌なこというけど、他の人よりは良いレベルで書けてるよ!そりゃ!(いわば留年だし!)で、こまかいところ、冠詞とか前置詞だとかのちいさなミスを全部直して、そしたらなんか、もういいじゃんと。寒くて学校で、そうだもう、寒いから、そうだ、寒いし、だって、ってなんか納得した。自分の部屋で終わりを書くのは勇気がいるからだめだよってベンヤミンも言ってたし!ああそれで、履修登録ミスで卒業が、、、とかは絶対無しで。あれ、単位足りてない?とかやだよ。


ねえもうたぶんいろいろおわっていってるんでしょ。それで今年も終わるんでしょ。


学校で友達がアポロ食べてたからチョコボール買った。ら、銀のエンゼルが出た。あんなの5枚も貯まるわけないけど、うれしい、どうせ缶詰なんて欲しくないもの。