活版

マクルーハンの『グーテンベルクの銀河系―活字人間の形成』をうーって飛ばし読みしてたらタイミングよくchaffさん(「たとえば」)のところで発見。渋谷パルコのロゴスギャラリー活版印刷展。
http://www.parco-art.com/web/logos/insatsukaitai_2/
東京にいれば小躍りしながら見に行くだろうなあ、だってデモンストレーションが文選・植字ライブ(植字ライブってすごい響き・・・)で銀河鉄道の夜よ?

銀河鉄道の夜』内「印刷処」の章について、それぞれ半世紀近くのキャリアを持つ文選職人が文選をし、植字職人がその場で版を組み上げて完成させていく。無数とも思われるほどの数の活字の中から、めざす活字を瞬時に拾い(文選)、版を組んでいく(植字)作業。活版印刷が主流だった時代にも、一般には目に する機会のなかった職人たちの技術を披露する。

あれは私『銀河鉄道の夜』は本読むより先に映画を見て、印刷所のシーンは多分小さい時は何してるかわかんなかったんじゃないかなあ。わかってたのかなあ。
(ところで宮沢賢治ってそんなに読んでないんだけど、あの人くらい悲しみを呼び込んじゃう才能があったら私もうとてもじゃないけど「雨にも負けず」なんて言えないなあ。あれもどうしよもなく悲しい詩だけど。)



銀河鉄道抜きにしてもおもしろそう行きたい。