テレビジョン

昼にいいとも見てたらトライセラが。レミを思う。和田さんは、持ってた印象よりも素敵な人だったけど何年前から別段変わった感じがない 3人とも。

で、NHKをつけたら視点論点で長田弘がしゃべっててびっくりした。なんかLPから見る文化のあり方とか「器量」という尺度とかそういうことを話してたんだけど、手元の原稿から時々読んでる場所を見失い不自然な沈黙が生じることがあってドキドキしながら見てました。でもそこは詩人、言葉で乗り切る。

それでなんかテレビっ子だね、次は、祈りの国だかなんだかの番組を見ました。紀伊山地の。修験道とかね。あれはすごいね本当。前に聞いた話なんだけど、修験道の修行僧たちって何日も山の中でこう、ハードな修行をし続けてるからそのうち精神は完全なトランス状態になっていって、ガーっと山の中を移動してる最中に動物が横をふっと通り過ぎたりすると ハッ 神ッ みたいになるんだってね。それとか崖に立ったとき、ちょうど朝日の光の関係とかのなんちゃら現象(名前忘れた たぶん蜃気楼みたいな)で靄の中に自分の影が大きく浮かび上がることがあるらしいんだけどそれを見てまた ハッ 神ッ とかなるそうで、この話はすごいなあと聞いた時思ったんだけど。だってほらそれあなたの影ですよ自分ですよ!っていう。神様自分じゃん、ていう。
あとさあとさ、修験道を始めた役行者て人がね、鬼の夫婦と約束したんだって。「この山を守っていくように」って。で鬼の夫婦は自分らの5人の子供たちに山を守らせるようにしたんだけど、その鬼の子孫てのが1000年以上経った今もやっぱりちゃんといて、しかも大阪に。で名前が五鬼なんとかってそれ本名なのか知らないけど、で休みになると山に来て、守っているのです。それもすごいよ。先祖は鬼です でしょ。
こういう話好き。情報は間違ってるかもしれないよ。